3月28日

27日、天皇、皇后両陛下は、京都御苑内にある枝垂桜を私的に鑑賞された、とのニュースが報道されました。(時事通信)
日本人とさくらの関わり合いについて調べてみた。

毎年この時期になるとなぜか胸騒ぐ。
さくらを愛でに公園に散歩へ行く気などないのだが、なぜか心が躍らされる。
気象庁では、総合的な気象の推移を把握するのに、生物季節観測という調査が行われている。
うめやさくらの開花した日、かえでやいちょうの紅葉した日、うぐいすやあぶらぜみの鳴き声を初めて聞いた日、
つばめやほたるを初めてみた日の観測を行っている。(気象庁ホームページより)
さくらを鑑賞する習慣が日本に芽生えたのはいつ頃だったのだろうか?
日本古来の文化として、和歌を詠む習慣があったことに着目し、さくらを調べてみると、
中国文化が色濃く残っていた奈良時代には、「花」といえば「うめ」の花を指していたといわれている。
平安時代になると、徐々にさくら人気が高まり、「花」とは、さくらを意味するようになったとか…。
さくら鑑賞の醍醐味として、開花のみならず、一週間足らずで散っていく儚さや潔さが日本人の心を強くつかんだものだと評する説もあるようだ。

ところで、さくらに因んだ神社があるのをご存じだろうか。
千葉県野田市にある櫻木神社(さくらぎじんじゃ)は、藤原鎌足公の末裔がこの地に居を移した際、美しい桜の大木があったことから、
この木の元にご祭神をお祭りした。以後、櫻木を名乗って、現代に受け継がれているといわれています。
なかでも、櫻木神社の御朱印は好評を得ていて、「さくらの日まいり」の期間中頒布される限定の御朱印符を求める人の行列が、
境内の中を埋め尽くし、老若男女問わず人が行き来するパワースポットになっている。

季節柄、さくら舞い散る中で、別れがありそしてまた新しい出会いがあり、人生の転機に立つ方も多くいらっしゃることではないでしょうか。
次に始まる新しい生活に思いっきりぶつかって、体当たりで扉を開いてください。
卒業おめでとうございます。
そして、明るい前途に大きな声でエールを送ります。

「ファイトっ!!」