ななころび、やおき

中学校の卒業旅行以来、ディズニーランドに行ったことのない私でも、アナと雪の女王ぐらいは知っている。

最近こんなニュースがネットをにぎわした。

 東京ディズニーシー(千葉県浦安市)でファン待望の新エリアが6月6日に開業した。それが「ファンタジースプリングス」だ。ディズニーのアニメ映画でお馴染みの「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」をテーマとする3つのエリアからなる。 ディズニーランドやディズニーシーの人気アトラクションは連日、待ち時間が1~2時間以上と満員の状態。そのため、既存エリアのみでは入園者の飛躍的な増加が望みにくい。運営会社のオリエンタルランドとしては、新しいエリアが開業することで、売り上げ拡大を狙うことができる。ディズニーランドやディズニーシーの人気アトラクションは連日、待ち時間が1~2時間以上と満員の状態。そのため、既存エリアのみでは入園者の飛躍的な増加が望みにくい。運営会社のオリエンタルランドとしては、新しいエリアが開業することで、売り上げ拡大を狙うことができる。」(東洋経済オンライン、Yahooニュースより)

でも私が知っているのは、ディズニーシーがなかったころのディズニーランド。

そういえば、テーマパークに行ったころの思い出は、つくば科学万博にまでさかのぼる。

御巣鷹の尾根に飛行機が墜落したあの痛ましい事故の翌日に、家族でつくばに訪れた。

ヘリコプターから吊り上げられ、救助される生存者。

めちゃめちゃになぎ倒された山肌。

会場内の大型ビジョンに映し出されるニュース。

小学6年生のことだった。

あの時救助された少女が、看護師に職を求めたと聞いたのは、その数年後だったと思う。

こんなことを言ったら失礼なのかもしれないが、もし、あの事故がなかったならば、彼女の人生はまた違った方向に目を出していたのかもしれない。

何が原因になって、どんな風に進むべき道を選びとることになったとしても、それは、その人が選んだ選択である。

誰に強制されたわけでもなく、たとえ強制されたとしても、それを受け入れるか受け入れないかは、本人の判断に依拠する。

周りに大反対されたとしても、それを受け入れないことは、自分の判断である。自分の選択である。

自分の置かれた境遇に、いくら文句を言ったところで行動しなければ何も変わらない。

フランスの一流ブランド、シャネルの創業者ココ・シャネルの言葉にこんなものがある。

「翼をはやさずに生まれてきたのなら、翼をはやす努力をしなさい」

運命を呪い、戦う生気を失った自分の姿を見て、ココ・シャネルならなんと声をかけるだろうか。

どんな状況に置かれても、どんな理不尽があったとしても、

自分をコントロールするのは、他でもない。

自分自身しかいないのではないだろうか。

いつでも挑戦者であること。たたかう勇気を忘れないこと。

傷つきもしないで得られるものなんてない。

当たり前じゃないか、自転車乗れるようになるまで、南海転んだんだよ。

反対されても貫くのが、自分の選択。

転んでも立て。それだけだ。