ひかり電話で遊ぶ。(1)

Asteriskとは、IP電話の交換機のこと。

実用的な使い方として、ひかり電話とAsteriskを連携させて、家庭内で構内電話網を作ることができます。

前提条件:

①ひかり電話を契約していること
②LinuxでAsteriskを起動できること
③ソフトフォン(IP電話)を使える状態にすること

ひかり電話とAsteriskを連携させようとしていますから、当然と言ったら当然ですね。
ソフトフォンは、違う種類のものが2個以上あると検証に便利です。

想定される構成図:

各セグメントの紹介:

①ひかり電話のホームゲートウェイ
ドコモ光契約[NTT東日本]のゲートウェイの機種は、PR-400NE(NEC)

②LinuxサーバのAsterisk
10年以上使ってるDOS/Vパソコン。Asteriskのバージョンは、18.11.2?
仮想マシンでも十分使えます。

③パソコンのソフトフォンA
zoiper5(無料で使えるお試し版がある。後に述べるように、内線番号にアルファベットが使える)

④パソコンのソフトフォンB
AgePhone(無料。設定がシンプル。内線番号にアルファベットなどの好きな文字列が使えない)

1:ひかり電話のホームゲートウェイの設定です。
内線番号5番にAsteriskサーバを割り当て、登録させます。


事前に準備しておくことは、
①みどり色の箇所が、確かに音声専用端末になっていることを確認する。
②あか色の箇所の入力項目を控えておく。
事です。
後になって置き換えをすることができるので、此処では、
内線番号を、5
ユーザIDを、0005
パスワードを、naisen5
としておきます。
実際に運用するときには、パスワードは強固なものに置き換えてください。

2:Asteriskの設定
Asterisk16系と18系とでは、設定ファイルに書き込み内容はほぼ一緒です。

ただ一か所違いがあります。
Asterisk16では、sip.confに次の一行を加えます。
5:naisen5@【ひかり電話ホームゲートウェイのアドレス】Ex:192.168.1.1、などのIPアドレスのことです。

共通して書き換えるファイルは2つあります。
pjsip.conf
extensions.conf
です。

ひとつづ見ていきます。